叱らない子育ての功罪

そろそろこの育児方針で育った子らが義務教育を卒業している頃だろうから。

叱るは感情的になって頭ごなしに怒鳴りつけると個人的に解釈しており、提唱者である尾木ママは「感情的にならず、何故ダメなのか何故してはいけないのか、どうすればいいのかを冷静に注意・指導せよ」と言いたかったのかもしれません。

ですが残念ながら人類の大部分はアホなので、「そうか!注意しちゃダメなんだ!」と都合よく解釈します。
その結果爆誕した気が弱そうな放任主義の親と放牧スタイルの野生児の様な子供。
接客業やっていると休日祝日ホリデーシーズンになると嫌と言う程見かけます。
醤油注しペロティ君はその行く末でしょう。

注意されたり怒られる経験が少ないか、あっても「だめだよ~」くらいの怖れも圧もクソもないへなちょこなものなので、親や大人が舐めプされる。
そして舐めプ感情のまま社会人やネットデビューして、怖いお局様や上司にガチで怒られて凹み精神病になったり、ネットでへまやらかして全世界から総怒られシステムでボッコボコにされて引き籠るオチです。

かといって怒られ慣れというのもありますし、これはざっくり2パターンあると思いまして、怒る側が本気で注意しない為「どうせ大したことない」と舐めプされるのと、ギャーギャー喚き散らすもののパターン化しており、怒られる側が耐性が出来て逆に強キャラになるパターンです。
前者の場合は態度の割に豆腐メンタルでガチで怒られるとワンパンでメンタルが崩壊する、後者の場合は鋼メンタルだが悪い意味で頑固なイメージがありますがどうでしょうか。
どっちにせよ怒られ慣れって人間関係を構築する上であんまよくないです。

自分もギリッギリ昭和の人間なので、このへん考え方が古いのは百も承知ですが、注意する時はガツンとやったほうがいいです。
そして不機嫌ムーブして圧をかけたり、みっともなくギャーギャー喚き散らさない、ここぞという時にやる。
注意するという行為は最悪心の傷になりかねない、心のHPと人間性を天秤にかける賭けではありますが…。

昭和~平成一桁時代の「怖い大人」が絶対支配者だった時代が良いとは絶対言えませんが、時には声を荒げても注意する人がいないと人間は学ばない。
まぁ、こうもバカッターや炎上系が笑い者になるならば、次の世代は「子供が出来たらこんな風にならないようにしよう」と意識する人が増えるかもしれませんが。
そういった意味では醤油注しペロティ君は特異点だったかもしれない。

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