腰パンとハイカットとミニスカとルーズソックスと

自分が中高生時代の00年代前半は、ヤンキーファッションの全盛期というか、最後の断末魔みたいな時代だった。
男子は腰パンにハイカットスニーカー、女子はミニスカにルーズソックスがマストでした。
あとローファーの踵を踏みつけて履く「クツッパ」も不良の間では流行っていたんですよ。
だけど自分が高校を卒業して大学に行ってから急に、これらヤンキーファッションは跡形もなく消え失せてしまった。

ちなみに地元はガングロやヤマンバは激レアでした。
田舎なので日サロが近くに無かったというのもあるでしょうが、ガングロやヤマンバをすっ飛ばして、浜崎あゆみフォロワーな、付け睫毛付け過ぎてムカデみたいになっているキラキラしたギャルはいました。
この頃100均コスメとか持て囃されていた気もしますがこれはうろ覚え。
一方男子は眉毛がめっちゃ薄くするのがマストで、眉毛がほぼ無いくらい剃り過ぎな子もいました。

都心の方ではすっかりミニスカやルーズソックスが廃れていても、校則がさほど厳しくないところが、不良の受け皿校の様になっていた所では、ミニスカとルーズは見られました。
男子の腰パンは校則や偏差値関係なくそこんじょそこらで見受けられました。
ですが両親が高校生時代の、ビーバップハイスクールなガチのヤンキーと比べるとパンチに欠けて、怖いというよりイキっていて絡むとめんどくさそう感の方が勝っていました。
どことなく「訳あり感」や「病み」オーラも漂っていましたしね。

スマホとSNSの登場で、誰しもネットへ気軽にアップ出来る様になったので、リスク回避の為に自然とそうなっていったのか、或いは単にブームが行き過ぎて「イケてるからクソダサ」に切り替わってしまったのか。
そして分かりやすいヤンキーやギャルは、現実から数を減らしていったとも思う。
彼ら彼女らは何処へ行ったのだろうか。

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