オリメダ交流の思い出

自分が一番積極的にネットで交流していたのは、オリメダ創作を始めた2007年から、一次創作に移行するまでの2013~4年くらい6~7年間の時期。
当時よく出入りしていたサイトは、「偽メダロットはHP」という、オリメダがメインの交流サイトでした。
管理人さんは当時からプロの現場で働いていた経験があったからか、激ウマなオリメダの他、公式メダロットのファンアートもかなりあったのですが、そこから派生して古参の一人が「せっかくだから、オリメダを纏めたイラストアンソロ出そうぜ!」みたいな企画をぶち上げたんですね。

そこで企画主となったその古参の方は、オリメダ本の編集を円滑に行うべくサークルサイトを立ち上げ、そこに設置されていたのが「メダE」という、タカミンお絵描きチャットを使ったお絵描きチャットがありました。
このお絵描きチャットは有志によるもので、別の方が管理していました。
また、合同誌に載せる為の原稿を提出する画像投稿掲示板自体も、別の方が自分のホームページサーバーを間借りする形で設置したものであり、複数人の方々の協力があって運営されていました。
なおタカミンお絵描きチャットのサービス自体は、今現在も現役稼働中です。

お絵描きチャットはオリメダ創作のイラストがメインでしたが、全く無関係なラクガキや別ジャンルのイラストも描いたりしていましたし、チャット欄も世間話から仕事や学校の話など何でもありでした。
当時イキり散らかしたクソ高校生クソ大学生だった自分は、他の面子とつるんでアホい事もよくやっていました。
迷い込んできた一見さん(合同誌に関わる気がビタイチ無い)の人生相談コーナーになったり、微妙な空気になったりした時もありました。

合同誌に掲載するオリメダが、メダE絵チャで出たネタが切っ掛けのものもありましたし、オリメダだけに留まらずオリキャラまで生み出して掲載したり、パーツ設定が原作のメダロットには存在しないものを多数採用したり、脚部能力もつけたりと、今考えると狂気の沙汰ですし、これで新作作れんじゃね?ってくらい膨大なキャラクターが収録されました。
それもオフセットオールフルカラー。
まだまだ同人印刷が今よりリーズナブルでなかったですし、ボーナス一回分の印刷量が吹っ飛ぶ費用を主催者一人が代表となって工面されていたので、狂気を超えて悟り開いちゃってます。
なお、公式メダが新シリーズ再始動した際、偶然ながらも脚部能力が実装されていたのは草越えて森でした。

オリメダ創作は膨張に膨張を重ね、pixivファンタジアやPBWの如くシェアワールド創作状態と化していました。
この時が個人的にオリメダ創作の全盛期だったと思います、何故なら公式が休止状態だったから。
公式からの情報が供給されない以上、自分らで妄想の新作やオリメダを考えて自給自足するしかねぇの境地に達していました。
ですが、前回の日記で述べた、別の古参の方による同人新参潰しムーブがあった事で、管理人さんは意気消沈状態となり、方向性が変わりました。
更にこの頃公式も活動再開した事で、サイトやメダE絵チャも活気が次第になくなっていきました。
そのタイミングで現れたのが、当時全盛期であったpixivを拠点とした、別の方主催によるオリメダ企画「メダロットpixiv」でした。
多くの常連さんも私もそちらの企画へ流れ、サイトやメダEは役目を終えたかの様にひっそりと消えていきました。
その数年後自分はとあるオリロボ合同誌に感嘆を受けた事で、オリメダ創作を辞めてオリロボ創作の方に代わり、コミティアデビューとなるのでした。

今はメダロット社公式がたまに行うオリメダコンペがあれば、そこにオリメダを応募していたりしていますが、そういったイベントがない限り、今はオリメダを積極的に描かなくなりました。
もう15年以上前の事ですし、2010年くらいを境にpixivやTwitterへ多くの人が活動拠点を移したりして、サークルサイトも閉鎖した?と思われます。
メダRも画像投稿掲示板も、跡地すら残っていない筈です。
ドタバタもありましたが、このメダEでの交流が切っ掛けで交流が続いている人も居るので、今となってはいい思い出です。

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