一つのサービス依存は危ないぞ、と

TwitterがAPIの無料提供を終了し、今月9日からロイヤリティ支払い制にするとの事。
この急激な仕様変更の煽りを受けて、多くのAPIを利用していた外部サービスが次々閉鎖・継続見合わせになっている様子。
Twitter側としてはスパムbot温床の原因の一つでもあるので、スパム排除の為にやむなしな判断ぽいです。
サードパーティーは公式サードのtweetdeck以外はほぼ死屍累々状態ですし、矢継ぎ早に無料API停止の為、ユーザー界隈はかなり右往左往しており、その煽りを受けてくるっぷやマストドンにユーザーが急増しているぽいです。

ですが、くるっぷもマストドンもTwitterと似て非なるものですし、何度も言っていますが生き写しにはなりません。
生き写しを求めて優秀な同級生と我が子を比べる毒親メンタルになったら、さあ何処にも行けないな?です。
生き写しを期待していくとコレジャナイと悪態ついて出て行って、結局Twitterでぶーたれながら居付く、かつてロートルと見下していた末期の5chから離れられないオールドユーザーと同じ末路を歩む事になります。
マストドンはサーバー毎にルールが異なりますし、くるっぷは無差別雑拡散を求めていない仕様です。

APIは提供した当時から無料提供には上限を設け、上限解放に有料プランを設けていればこういう混乱は起きなかったかもしれませんが、旧経営時代はマネタイズに無頓着だったのでたられば言っても仕方なしです。
タダより高い物はないというのを、今まさに経験している最中。
幸いウェブ版でも、ブラウザのCSS系アドオンを使えばノイズを大分シャットアウトできるので、完全に使いにくいというワケではないんですよね。
全体的にサードクライアントを使っているのは少数派なのが実情ですし、提携系もログイン処理が大部分なんじゃないかと。

ただ、他のサービス側もTwitterの普及率に甘んじて、自社サービスなのにいち外資系サービスであるTwitterログイン提携しかないのは迂闊だなぁ…と思ったのが正直な所。
現にその危機が現実化したのが今回のAPI無料提供終了ですし、月額ロイヤリティ払える払えないで運命共同体になるか否かが決定する死刑宣告待ちな阿鼻叫喚。
最低限メール登録は用意しておこうなっていう、高い勉強代です。

APIのロイヤリティ支払いはプラン詳細がまだ発表されていません。(1ヶ月100ドルという話は聞きましたが)
規模によって支払い額が変わるとしても、大企業のサービスなら安いもんかもしれませんが、問題は採算度外視で運用していた個人系や、小規模経営の企業系でしょう。

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