サードパーティアプリに電流奔る

Twitter側がAPIの提供を弄ったか仕様変化か何かで、大部分のサードパーティーアプリが死屍累々状態との事。
Twitter側としては16年間まともにマネタイズしてこなかった分稼がねばなりませんので、収益に貢献しないサードパーティー締め出しではないかとも噂されていますが詳細は不明で、バグかもしれない。
現在は公式サードクライアントになったtweetdeck、そのクローンであるmarinedeckは無事に機能しています(こちらで確認済み)。
ですが、tweetdeckのプレビュー版は現状あんま評判よろしくないので、旧UI版の方がお勧めです。
ただし、旧UI版は更新が止まっているので、最新機能には対応していないです。

自分も一時は公式ブラウザやアプリを使っていましたが、イイねが垂れ流しされる仕様になってからまたtweetdeckに戻ってきた勢です。
PCでブラウザ版を見るときは、tweetdeckでは取得漏れが当たり前の様に発生するツイート検索をする時くらいです。
スマホはmarinedeckもしくはブラウザからの閲覧です。
ただ、marinedeckは結構ギガと電力を食うみたいなのがネックですね…。
複数カラムでタイムライン自動取得なので、負担が大きいというのは分かります。

とはいいつつも、使い慣れているアプリが使えなくなった事で、厄介なブラウザ公式アプリを使うくらいなら別の所にいってやんぞ!という人も居る。
とはいえ、Twitterはもはや唯一無二のサービスなので、似た様なサービス(マストドンやくるっぷやnoteひとこと投稿)は違うそうじゃないというもの。
が、まぁ気軽に投稿できるなら類似サービスでもいいやっていう人も一定数居ますので、オタク創作界隈のTwitter一強状態が切り崩されたら、オタク創作界隈の謎の息苦しさは大分マシになるんじゃないかとも思うんですよ。
かつて2chはこのまま未来永劫、ネット界隈のサブカルの中心であるかのようなこの世の春の時期がありましたが、経営者が変わり5chになった事でメインストリートから退いた様に。
今後Twitterは(スパマーや詐欺師や副業マルチ以外で)マネタイズしたい人や、高確率でお金を落とすであろう公式の広報アカウント向けにシフトしていくと思うんですよね。

正直なところ公式ブラウザやアプリは現状非常にノイズが多く、ブラウザの拡張機能を使わないとまともに見れたもんじゃないです。
ブラウザ拡張機能を入れると、PRや広告は残しつつ不要な数字やトレンドは消したりできます。
日本でもTwitterblueが公式に始まったみたいですが、こちらは広告料が全消えではなく半分になるという、なかなかの強気設定です。
ですが、収益に貢献しないサードパーティクライアントを締め出し、有料版も強気にならないとダメなくらいTwitterはいままでマネタイズほっぽって来たという裏返しでもあるので、やっぱ旧経営陣はダメだったという事で。

もっと早い段階でTwitterblue版をリリース(個人的には2015年までに)しつつ、サードパーティアプリ製作者にはロイヤリティを払ってもらう事を条件に運用を認めていれば、ここまで大規模な締め出し状態には至らなかったかもしれない。
この辺もTwitterの運営が安定してきたら、よりTwitterblueの機能が上方修正される可能性もありますが。
とにかく16年間株式会社なのにボランティア同然で提供してきた状況を打破しないとやべーわけです。

気が付けばTwitterもサービスとしては古参の部類に入り、それだけでなくともゼロ年代中後半に現れたサービスは軒並み古いものになっています。
年取ると最近の様に思えますが、短文テキストメインで動画や画像は二の次という形式上、よく考えたらポケベルに毛が生えたようなもの。
長文投稿や大量の画像貼り付けや長い動画を張り付け出来たり文章のデコレーションが出来る他の投稿系SNSと比べたらはるかに旧世代的。
それでも淘汰されずにここまでやってこられたのは、ある意味奇跡的だったと思いますですよ。
Twitterは2ちゃんねるの後継者とも言われますが、まさにその後継者ポジションに収まったからこそ、日本においてここまで生き残る事が出来たんだと思います。
…ですが、第三の2ちゃんねるの後継者が登場するのも、そう遠くはないのかもしれません。

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